派遣社員と付き合う-知ってるようで知らない派遣社員|後悔しない派遣社員 |

あなたなら、派遣社員についてどう考えるでしょうか。 結果的にそうした悪行を許しているというのは、自分がどのように働き、どのように賃金を得ているのかを理解していないということ。実際、派遣社員として働きながら、自分がその派遣先の企業に雇われていると思っている方は、結構いらっしゃるものです。派遣会社に登録した際、必ず一度は説明があるはずですが、派遣社員の雇用主はあくまでその派遣会社。
労働者は派遣先の企業に出向いて、その指示で働いているという形であり、賃金は派遣先企業が派遣会社に支払った代金のなかから支払われているのです。派遣期限を終えて別の職場を探すにしても、やはり派遣会社に出向くことはまずあり得ない話で、営業担当者と希望の職場を話し合うくらいではないでしょうか。正社員であれば愛社精神だとか、社会に貢献する勤勉さをとかく問われるものですが、派遣社員の場合はそのようなしだいですから、愛社精神どころか自分の所属先すら満足に知らないのが現実。
日本社会全体に言えることですが、こうした社会、会社、そして人という、他者とのつながりの意識の薄れこそが、本当に憂慮すべきことなのではないかと思います。ともかくも、派遣制度はその適用範囲を広げることで社会に浸透し、2000年代に入って大きく増加した非正規雇用者の主流を占めるに至りました。先に挙げたような偽装請負や派遣切りなど、派遣ならではの問題もありますが、日本社会全体に警鐘を鳴らすような大きな問題も持ち上がってきました。